医局会 勉強会

嶋田病院 医局会の勉強会で発表する機会がありました。

昨年度、嶋田病院では約60例の腹腔鏡下ヘルニア手術を行いました。

鼠径ヘルニアは良性疾患です。本当に手術適応のある鼠径ヘルニアとは?治療を必要としない鼠径ヘルニアはあるのか?というテーマに発表させて頂きました。

ガイドライン上はすべての鼠径ヘルニアに手術が推奨されるとありますが、経過観察も許容されると表記があります。

嵌頓のリスクは60歳になると急激に増えます。60歳以上の患者さんは今の症状が軽くてもやはり予防的に手術をした方がよいようです。

これは症状の軽い鼠径ヘルニアを長期にわたり経過観察した論文の図です。

7.5年間で約72%が痛みが出たり、嵌頓したりと結局手術が必要となったというものです。最初は症状が軽くても将来的には症状が出てくることを示しています。

ただやはり高齢者の方は手術のリスクもあります。

リスクのある高齢者の方が嵌頓して緊急手術になればさらに致命的となる可能性が高くなります。局所麻酔下での鼠径部切開法も治療選択の1つになります。

患者さんの全身状態を正確に把握し麻酔科、循環器科など他科と連携し安全な手術を心がけたいと思います。

 

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