ダヴィンチ手術の保険適応拡大

とうとう今年4月から消化器疾患、肺疾患、婦人科疾患に”ダヴィンチ“を用いたロボット支援下内視鏡手術が保険適応となるようですね。

日本ではこれまで腎癌、前立腺癌と泌尿器科疾患のみにしか保険適応がありませんでした。あのロボットがこれだけの疾患にしか使用できないのは勿体ないなとは思っておりました。

新たに保険適用が了承されたロボット支援下内視鏡手術

・胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術

・胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術

・胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除または1肺葉を超えるもの)

・胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術

・胸腔鏡下弁形成術

・腹腔鏡下胃切除術

・腹腔鏡下噴門側胃切除術

・腹腔鏡下胃全摘術

・腹腔鏡下直腸切除・切断術

・腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術

・腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体癌に限る)

・腹腔鏡下膣式子宮全摘術

高価な機器なので大学病院やそれに準ずる総合病院にしかありません。日本全国で250台くらいだそうです。残念ながら嶋田病院にはありません(そもそも当院には泌尿器科がありませんので)。

従来の腹腔鏡手術と比べてより鮮明な、立体的な画像のもとより繊細に鉗子を動かしながら手術を行えるということでしょうか?これにより手術時間が短縮し手術の合併症が減ったというデータが出るようになれば一気にダヴィンチは腹腔鏡手術のスタンダードになるでしょう。

まだ鼠径ヘルニアには保険適応はありません。しかしアメリカでは日本の医療事情と違うのか、ダヴィンチを使用しての腹腔鏡下ヘルニア手術が標準になりつつあります。いずれは日本でもダヴィンチを使用した腹腔鏡下ヘルニア根治術が標準治療になるかもしれません。今は当院で行っているような従来の腹腔鏡下ヘルニア根治術がロボット支援手術を凌駕するデータ(手術時間、術後疼痛、術後在院日数、手術費用など)を出していくしかありません。

 

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