船乗りさんの鼠径ヘルニア

船乗りの鼠径ヘルニアの患者さんが来院されました。

今まで脱腸バンドでだましだましやっていたそうですが、全く効果がんかったようです。右鼠径部がかなり腫れており嵌頓(かんとん、腸がヘルニア部にはまり込み戻せなくなった状態)しかけていました。

手術前日も嵌頓しかけてたいたようで手術でお腹の中を観察すると腸が拡張しておりました。

右の間接型鼠径ヘルニア。小腸がかなり拡張していました。

通常通りの腹腔鏡下ヘルニア根治手術が出来ました。

手術時間は43分。術後鎮痛剤の使用なく術翌日退院されました。

退院1週間後に外来に来られました。セローマ(鼠径部の水の貯留)もなく、傷も問題ありませんでした。

月末から約6ヶ月パプアニューギニア近海にマグロを獲りに行くそうです。その間、ほとんど寄港もしないそうです。

(http://carp.world.coocan.jp/carp0503-png.html)

当たり前のようにスーパーでマグロを買えたり寿司屋でマグロが食べれるのはこのような漁師さんたちの命がけの仕事があってのこととあらためて思いました。

6ヶ月の船上生活、漁業活動に耐えうる手術はしたと思っています。日本に帰って来たら再診して下さいと伝えました。

再会が楽しみです。

(手術画像、職業などのブログ掲載に了承頂きました)

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